ジオイドマップの使い方 — GSIGEO2011 と JPGEO2024 の差を地図で確認する

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ジオイドマップの使い方 — GSIGEO2011 と JPGEO2024 の差を地図で確認する

GPS で得られる「楕円体高」を日常的な「標高(正標高)」に変換するには、ジオイド高(N 値)が必要です。日本では 2024 年に GSIGEO2011 から JPGEO2024 へのジオイドモデルの更新がありました。GeoPrismJP の「ジオイドマップ」は、この2つのモデルのジオイド高とその差分を、地図上で地点ごとに確認できる画面です。

利用プランについて: ジオイドマップはズレマップ・ジオイドマップ・ヒートマップと合わせて、無料プランでは1日10回まで利用できます。10回を超える場合はプレミアムプラン(¥900買い切り)が必要です。


ジオイドとは何か(簡単なおさらい)

ジオイドとは、地球全体の平均海面を陸地内部まで延長した仮想的な面のことです。

用語 意味
楕円体高(h) GPS が直接計測する高さ。GRS80楕円体からの距離
ジオイド高(N) ジオイド面と楕円体面の差
正標高(H) 日常的に使う「標高」。H = h − N

GPS の楕円体高から正標高を求めるには「h − N」の計算が必要で、N の値にどのジオイドモデルを使うかで標高の数値が変わります。GSIGEO2011 と JPGEO2024 のどちらを使うかは、測量目的や元資料の基準に合わせる必要があります。


基本的な使い方

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1. ジオイドマップを開く

タブバーの「ジオイド」(波形アイコン)をタップします。このマップの座標系は JGD2024 固定です(変換元・変換先の選択はありません)。

2. 地点を指定する

地図上をタップするか、上部パネルの緯度・経度フィールドに座標を入力して更新ボタンをタップします。

3. ジオイド値を読む

画面上部に3列の数値が表示されます。

内容
GSIGEO2011 2011年モデルのジオイド高(m)
JPGEO2024 ティール 2024年モデルのジオイド高(m)
差分 符号で色分け 2024 − 2011(m)。正なら暖色、負なら寒色

地図上の表示要素

地図には以下の要素が表示されます。

表示要素 内容
ティールのメッシュ矩形 入力点を含む約1km四方のメッシュ
差分ベクトル(ティール/橙) 45°NE・SW 方向の差分矢印。正=ティール、負=橙
ティール丸マーカー(4隅) メッシュ4隅のジオイド値確認ポイント(タップ可)
緑マーカー「観測点」 タップ・入力した地点の位置

メッシュ4隅の詳細確認

ティール丸マーカーをタップすると、そのコーナーの GSIGEO2011・JPGEO2024・差分の値がシートで確認できます。メッシュ内でのジオイド差分の空間的な変化を1km単位で把握できます。


ジオイドモデルの改定で何が変わるか

GSIGEO2011 から JPGEO2024 への改定では、特に地震による地殻変動が大きかった地域で差分が顕著になります。

差分の傾向として:
– 全国的には数cm〜10cm台の範囲
– 東北地方太平洋側、能登半島、熊本などで比較的大きな差分
– 精密工事や水準測量では無視できない差になる場合がある

一般的な土地測量では数cmの差は許容範囲内のことも多いですが、精密施工や建設測量、標高管理が厳密な工事では、モデルの違いを意識して作業基準を統一する必要があります。


テストポイントの活用

橙色の「TST」ボタンをタップすると、特定地点と47都道府県庁所在地の一覧が表示されます。「東北地方の特定の地点でジオイド差分を確認したい」といったときに素早く座標を設定できます。


GSIGEO2011 と JPGEO2024 の選択基準

業務でどちらのモデルを使うべきかは、作業の目的と元資料の基準によります。

状況 推奨モデル
旧資料や過去の成果と互換性を保ちたい GSIGEO2011
新規の公共測量・JGD2024ベースの作業 JPGEO2024
精密RTK測量や最新基準点との照合 JPGEO2024

GeoConverterPro では設定画面でジオイドモデルを切り替えられます。GeoPrismJP のジオイドマップで差分の大きさを確認してから、GeoConverterPro で正確な変換を行うという流れが効率的です。


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