
GeoPrismJP ヒートマップの読み方 — 測地系ズレとジオイド差分を色で見る
GeoPrismJP の「ヒートマップ」画面では、日本全国の座標補正量やジオイド差分を色分けした地図で一覧できます。個々の地点の数値を確認するズレマップ・ジオイドマップとは異なり、日本全国のどの地域でどれだけの補正が生じているかを面的に把握するための画面です。
利用プランについて: ヒートマップはズレマップ・ジオイドマップ・ヒートマップと合わせて、無料プランでは1日10回まで利用できます。10回を超える場合はプレミアムプラン(¥900買い切り)が必要です。
2つのモード
ヒートマップ画面の上部にセグメントコントロールがあり、2つのモードを切り替えられます。
| モード | 内容 | 色スケール |
|---|---|---|
| ズレマップ | 各地震による水平変位量の分布 | 白(小)→ 黄 → 橙 → 赤(大) |
| ジオイド | ジオイド高の絶対値・差分の分布 | 青(低/負)→ 白 → 赤(高/正) |
ズレマップモード

表示できる補正データ
画面下部の表示モードピッカーで、確認したい補正データを選択します。
| データ | 内容 |
|---|---|
| TKY2JGD | 東京測地系 → JGD2000 への移行補正。全国おおむね 300〜450m のズレ |
| jgdMerge2011(地震別) | 2003〜2011年の各地震による座標変動量 |
| jgdMerge2024(地震別) | 2016〜2024年の各地震による座標変動量 |
地震別データの切り替え
jgdMerge2011・jgdMerge2024 は地震ごとのデータを持っています。表示モードで地震別モードを選択後、ピッカー横の橙色シェブロンボタンをタップするか、全体図パネルの「地震を変更」ボタンから表示する地震を選択できます。
ズレマップの読み方
TKY2JGD(東京測地系):
全国で比較的均一な色分布になります。東京測地系はベッセル楕円体を基準にしているため、日本全体に系統的なズレが生じており、地域差は相対的に小さめです。
jgdMerge2011(2011年東日本大震災):
東北地方太平洋側に濃い赤が集中します。仙台平野付近は特に大きく、東方向への変位が1m前後に達します。日本海側や西日本は薄い色になります。
jgdMerge2024(2024年能登半島地震・2016年熊本地震):
能登半島周辺と熊本・大分エリアに局所的な濃い色が現れます。影響範囲は東日本大震災と比べると狭いですが、その地域での補正量は大きくなります。
ジオイドモード

表示できるデータ
| モード | 内容 |
|---|---|
| 差分(2024−2011) | JPGEO2024 と GSIGEO2011 のジオイド高の差 |
| ジオイド2011 | GSIGEO2011 のジオイド高絶対値 |
| ジオイド2024 | JPGEO2024 のジオイド高絶対値 |
ジオイドヒートマップの読み方
差分モード:
青→白→赤のスケールで、差分ゼロを白として表現します。全国的に数cm〜10cm台の差分が分布しており、東北地方太平洋側や能登半島で比較的大きな差分が見られます。
絶対値モード(ジオイド2011/2024):
日本全体のジオイド高の分布(おおよそ 30〜50m 台)を把握できます。山岳地帯と沿岸部でジオイド高が異なる様子が色で表現されます。
ローカル/グローバルスケールの切り替え
画面下部にローカル/グローバルの切替トグルがあります(ヒートマップ表示時のみ)。
| スケール | 内容 |
|---|---|
| グローバル | 日本全国の最小〜最大値を基準に色分け |
| ローカル | 現在の表示範囲内の最小〜最大値を基準に色分け |
グローバルスケールでは全国の相対的な大きさがわかります。ローカルスケールに切り替えると、表示範囲内の細かな地域差が際立って見えるようになります。
全体図パネルの使い方
「全体図」ボタン(入力パネル右端)をタップすると、日本全国の概要図がオーバーレイ表示されます。
- 「最大地点に移動」:補正量が最大の地点へ地図が自動でジャンプします。たとえば jgdMerge2011 で東日本大震災のデータを選択中に「最大地点に移動」をタップすると、最も大きな変位が生じた地点付近に移動します
- 全体図はドラッグで移動:パネルをドラッグして、地図上の任意の位置に移動できます
- ピンチ操作で拡大:全体図の画像自体をピンチ操作で拡大・縮小できます
ヒートマップの使い分けまとめ
| 確認したいこと | 選ぶモード | 選ぶデータ |
|---|---|---|
| 古い東京測地系図面との差の目安 | ズレマップ | TKY2JGD |
| 東北地方での東日本大震災補正の規模 | ズレマップ | jgdMerge2011 → 東日本大震災 |
| 能登半島での地震補正の規模 | ズレマップ | jgdMerge2024 → 能登半島地震 |
| 標高計算の新旧モデル差の把握 | ジオイド | 差分(2024−2011) |
| 現場のジオイド高の絶対値確認 | ジオイド | ジオイド2024 |
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本記事の情報は参考目的で掲載しており、正確性・完全性を保証するものではありません。誤記・不正確な情報がございましたら、コメント欄よりご指摘いただければ、確認のうえ修正いたします。
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